2019/03/03
太陽光発電の技術面・投資面でのメリット、デメリットを整理しました
太陽光発電 疑問
太陽光発電は技術面や投資面、そして環境面においてもメリットの多いものではありますが、一方でその発電の方法による課題もあります。今回は太陽光投資のメリット、デメリットに整理してみました。
メリット
- 太陽の光エネルギーがエネルギー源なので、資源は事実上無限である
- 環境を汚染することのないクリーンなエネルギーである
- 光エネルギーから電気エネルギーを直接作り出せるので、発電ロスや送電ロスが少ない
- 設備を設置する場所の広さに応じて自由に規模を決めることができ、また規模に関係なく日照さえ得れば発電効率はほぼ一定である
- 災害時の電力の確保になる
- 太陽光発電システムの寿命は技術革新もあり年々長くなっており、大きなメンテナンスはほぼ必要ない(改正FIT法では定期的なメンテナンスは義務となっています)
- 火力発電のようなエンジンやタービンといった稼働部分がないため故障が少ない
太陽光発電投資のメリット
- 表面利回りが平均して10%以上あり、不動産等のその他の投資案件と比べても非常に利回りが高い
- 「中小企業等経営強化法」を利用した「償却資産税が取得から三年間は2分の1に軽減される」という特例も適用されるなど、節税制度が利用できる
デメリット
- 季節・時刻・天候に発電量が左右される。晴れている昼間は発電量が多いが、夜は発電できない。
- 蓄電池の容量が小さく、コストがやや高いという欠点がある
- 太陽光パネルを設置する方向や角度によって発電量が変わる
- 変換効率は現在主流の結晶シリコン系の太陽光パネルでも15~20%であり、化合物系・有機系太陽光パネルの実用化が課題である
- 10年程度使用したパワーコンディショナーは交換が必要となる場合がある
太陽光発電投資のデメリット
- 20年の買い取り期間を過ぎた後の運用はどうなるのか
- 天候が悪いと発電効率が落ちる
太陽光発電のメリット、デメリットを把握した上で、メリットをどう活かしていくか、またデメリットをこれからどうやって改善し、より有効活用できる再生可能エネルギーとして既存の発電システムと補完しあっていくかがこれからの課題と言えます。