太陽光発電システムは近年、全国的にも広く普及してきています。また、太陽光発電に適した地域にはやはり太陽光発電所が集中するようになっています。
総務省の「平成26年度全国消費実態調査」によりますと、都道府県別に太陽光発電所の普及率は宮崎県が1位(14.3%)、佐賀県が2位(13.9%)、山梨県が3位(12.4%)となっております。一方、最下位は北海道(1.8%)、46位が青森県(2.1%)、45位が新潟県と秋田県(2.3%)となっており、やはり気温も低く雪の多い地域は太陽光発電投資には向かない傾向があるようです。
普及率の高い都道府県は日照時間・改正日数率が高いです。日本全国での平均年間日照時間は1897.4時間、1日あたり平均5.2時間となっています。
では都道府県別ではどうでしょうか。年間日照時間ランキングの第一位は山梨県の2183時間(1日あたりおよそ6時間)、最下位は秋田県の1526時間(1日あたりおよそ4.2時間)と、だいたい東北や日本海側は日照時間が短く、太平洋側は長い傾向にあります。
太陽光発電には「産業用」と「住宅用」の2つがあります。セカンドソーラーで扱っているのは産業用太陽光発電所になります。
産業用・・・空き地や農地などを使って大規模な太陽光発電を行うもの。企業の場合は工場や倉庫の屋根に設置したりもする。
住宅用・・・自宅の屋根や空きスペースなどを使って小規模で行うもの。
近年は学校や病院などの公共施設でも屋根や屋上、遊休地などのスペースで太陽光発電を行うケースが増えてきました。FITを活用し、今まで使用されていなかったスペースに太陽光発電を設置して、発電した電力を電力会社に買い取ってもらおうという動きは今や広く認知されているといっていいでしょう。
PV2030は、太陽光発電を2030年までに主要エネルギーの一つにまで発展させることを目標に、2004年に策定されました。エネルギー資源の枯渇や地球温暖化などの問題を解決するべく、太陽光発電には大きな期待がされています。