太陽光発電事業業界で、建設の分野で設計・資機材の調達・製作・建設工事などを請け負う業者のことを通称「EPC(Engineering Procurement and Construcion)」と呼びます。太陽光発電所の工事には、それぞれの工程との連携を緊密にして、品質の高い設備を導入することができます。中古太陽光発電所を検討する上でも設備がどれ程の品質なのかを判断する上で重要になりますので、今回はEPC事業についてお話しします。
EPC業務は、太陽光発電設備設置の計画から設備の導入、運用管理全てをサポートするのが主な内容になります。機器類の調達、施工、コンサルティング等も行い、太陽光発電事業に関して総合的にサポートします。
太陽光設備の機器や資材は様々なメーカーがあり、本来個別で請け負うものですが、EPC業者は架台やパワーコンディショナー、太陽電池モジュールなどのシステム構成機器を一元管理しています。
関係機関との協議や資金、機器や資材の調達が完了したら、施工を行うのみとなります。
実績のあるEPC事業者は売電事業開始後、運用に関するトラブルや定期メンテナンス、パネル洗浄などのアフターフォローも請負うことが多いです。安心して運用できるよう、オーナー様目線でのサポートを充実させています。
品質の高い太陽光発電設備を多く施工してきた実績のあるEPC業者はそれだけ信頼できる企業との繋がりがあると言えます。大規模な発電設備になればなるほど、システム構成機器の多くが特注の製品になります。そういったケースでも、コストダウンできるノウハウがあったりするなど、中古太陽光発電を検討する上でもどこのEPC業者が請け負ったかを調べるのは重要と言えます。