太陽光発電では専門的な用語が多く用いられています。中古太陽光を探す上でも、用語を理解しておくことは利回りの良い案件を購入する上で非常に重要になってきます。今回はその基礎用語を一部紹介します。
kWhは積算する時間によって変わってきますので注意です。
太陽光発電では、パネルの定格をkW、発電量をkWhとしてよく表記されています。
kW、kWhの関係性と共通していますね。
太陽光エネルギーは晴れてる時の方が曇りの時よりも大きいのは想像できるかと思います。曇りの時は日射強度はおよそ0.12kW/m2くらいになるのですが、日照時間とは日射強度が0.12kW/m2以上であった時間のことを指します。
日照時間は日射強度が0.12kW/m2以上かどうかだけで決まりますが、日射量は日射強度を計算に入れた数値になります。
例:0.7kW/m2の光が5時間続いた場合
日射強度:0.7kW/m2
日照時間:5時間
日射量:0.7kW/m2×5時間=3.5kWh/m2
太陽電池の出力は日射強度に比例します。よって、日射量と太陽光発電量を比較すれば発電所が正常に作動しているか判断することができます。
日射量は地域によって変わります。もし現在、検討している中古太陽光発電所のある場所の日射量を知りたい場合は、気象庁やNEDOがネットで公開している全国各地の日射量データベースを参考にすると良いでしょう。多くの太陽光電池メーカーもNEDOのデータベースを元に発電量を算出しています。
整理してみると簡単なのですが、似た言葉が多く用いられるので、日照時間を日射量を混同する方も中にはいらっしゃいます。太陽光発電の用語の中でも基本となってくるので、次回もお話ししようと思います。