まず、メガソーラーとは1MW以上の出力をもつ太陽光発電システムのことをいい
主に自治体や民間企業が中心となり設置されています。
2012年の固定価格買取制度が決まってから国内での設置が増えました。
メガソーラーは建築基本法の建築物、工作物に該当しない為用途地域の制約がありません。
このため利便性があまりよくない土地でも売電事業なら有効的に活用することが可能です。
つまり土地が大きければ大きいほど利益につながりやすいので水上での設置にも注目が集まっております。
では、なぜ水上なのでしょうか?
先ほど少し触れた固定化価格買取制度の実施より地上ではかなり多くの太陽光発電所があり
景観問題が叫ばれてきました。そこで注目されてきたのが水上。
日本の年間降水量は比較的多いのはご存知かと思います。
ですが、日本の多くの土地では急な地形になっていることが多くほとんどの水が海へ流れて行ってしまいます。
このままでは、水不足になった場合の対処ができなくなってしまいます。
こういったこともあり、ため池を多く作ったと言われています。
このように日本ではため池が多く、このため池をメガソーラーの発電所にしようという動きが出始めました。
水上メガソーラーのメリット
〇その1:パネルの冷却効果が見込める
太陽光パネルは温度が上がると発電効率が落ちてしまいます。
そのため、水上に設置することによりパネルが冷却されるため発電効率が上がることが見込めます。
〇その2:影ができにくい
水上には影ができるもの(建物や木々)があまりありません。
このことより、設置の際にあまりその面を考慮する手間もないというわけです。
〇その3:整地の必要がない。
地上にメガソーラーを設置する際に平地の確保が必要な際はどうしても整地を行わなければなりません。
その分コストもかかってしまいます。水上の場合、その心配もなく整地のコストも削減することが可能です。
このように水上メガソーラー建設にも注目されてきております。