太陽光発電が投資対象になったのも2012年に固定価格買取制度が出来てからです。この固定価格買取制度の存在もあって20年間の安定した収入を約束されていますので投資案件としてもメジャーなものになりつつあります。しかし、ご存知の方も多いかと思いますが売電単価は年々下がり続けてしまっている状態です。(以下参照)
太陽光過去売電単価(10kW以上2,000kW未満の場合)
2012年 43.20円
2013年 38.88円
2014年 34.56円
2015年(6月まで) 31.32円
2015年(7月以降) 29.16円
2016年 25.92円
2017年 21円+税
2018年 18円+税
2019年 14円+税
年々3~4円程度下がってきていることがわかるかと思います。こういった売電単価が下がってしまう背景には何があるのか今回はご紹介させていただこうかと思います。
〇どうやって売電単価は決められるのか!?
まず、再生可能エネルギー源の種別や規模、設置形態に応じて関係大臣に協議や意見聴取を行うとともに、調達価格等算定委員会の意見を聴き、最終的には経済産業大臣が決定します。この固定価格買取制度が出来た当初は売電価格を高く設定することで太陽光発電の導入を促す役割がありました。
2016年の「調達価格等算定委員会(第21回)」の資料によると売電価格は”効率的に事業を実施した案件の水準を採用するため、最新期の1,000kW以上のシステム費用(設置費用)の中央値を採用し、翌年度の買取価格(売電価格)を決定”とあるそうです。つまり、1,000kW以上の太陽光発電設置費用を効率化された費用とし、これを目標に売電単価は決められております。
〇なぜ単価が下がり続けるのか?
これの大きな理由としてコストを効率化した適正な市場を作り上げるためと言われております。上記にもありますが、初めは導入を促す目的で単価を高く設定していたのもありますが、まだ市場が形成されていないため適正なコストを設定することは難しいとされておりました。そして、年が経つと共に市場も形成されていきますので結果的に単価が下がり続けているというのが理由の1つとしてあります。
〇中古太陽光なら売電単価も高く効率よく収入を得ることが出来ます!
このような売電単価の低下に影響を受けるのは発電所を新設した場合です。中古太陽光は実際に認定をうけて稼働までさせておりますので効率よく収益を出すことが可能になっております。太陽光投資をご検討の際はぜひ1度当サイト掲載の中古太陽光物件をご覧ください。