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基礎知識・コラム

2019/09/19

災害の面から見る太陽光発電

基礎知識

 

ご存知の方も多いかと思いますが、日本ではいまほとんどの電力が火力発電となっておりその資源の多くが輸入に頼っているような状態です。こういったこともあり資源が枯渇し輸入額も上がってしまったら状況次第では、言い過ぎかもしれませんが日本で電力がなくなるかもしれません。そんなエネルギー自給率が低い日本で今後期待されているのが太陽光発電です。太陽光は基本的に枯渇することはないので安定して電力を生成することが可能です。そして、温室効果ガスを出さないということから環境面においても注目されております。

 

〇災害の面から見る太陽光発電

 

2019年9月上旬に起きた台風15号による大規模停電による被害が続出してしまっておりました。夏場ということもありましたのでクーラー等が使えず暑さしのぎが出来ないなど、日常生活で当たり前にできていたことができないというような問題が多発してしまっておりました。そんな中で注目されたのが自家発電になります。多くの医療機関でも停電の被害が出てしまっている中、自家発電設備を導入している期間はその中でも診療を可能にしておりました。このように再生可能エネルギーによる電力は災害時にもかなり活躍します。もちろん、太陽光発電も同様です。何かしらが原因で電力トラブルが起きてしまった場合、再生可能エネルギーはかなり活躍するので、国からもかなり推進されております。

 

〇エネルギー普及率からみる今後の日本の電力

 

2018年段階での自然エネルギー割合は火力発電が約78%、原子力が約5%、再エネが約17%とあるようにほとんどが火力発電が占めております。日本の政府はこの再エネの割合を増やすよう努力を重ねております。それが、2012年に導入されたFITであったり、その他再エネを支援する制度になっております。このように太陽光などの再エネ設備が増えることでエネルギー自給率も増え災害時の非常用電源としても活用することが可能となっております。時代が進歩するとともに電力に対しての需要も増えてきておりますので再エネが活躍する場が増えてくると考えられます。