太陽光投資をしていく上でリスクについては想定していかなければなりません。というのも太陽光発電所は基本的には野立てのため自然災害の影響が受けやすく、何かしらの不具合や故障につながってしまう可能性が出てきます。もし、被害を受けてしまった際はその分の修理費用が発生してしまうだけでなく、修理が完了するまでの期間売電収入を得ることができませんので結果的に損をしてしまう可能性がございます。
そんな際に役立つのが「保険」です。
今回は保険に加入した方が結果的に収益は上げやすいのか記事にさせていただきます。
○保険の種類について
太陽光投資に関連する保険は主に5種類です。
・企業総合保険
火災や落雷、自然災害や盗難等のトラブルで故障した場合に受けることのできる補償となっております。地震による補償や故障は対象外です。
・動産保険
内容は企業総合保険と似ておりますが、動産保険の場合、機械的な事故は対象外になっております。
・施設賠償責任保険
台風等の自然災害で設備が壊れ、飛散し、近隣の住宅に被害が及んでしまうといったことなどの際に修繕費や治療費を補償してくれる補償になります。
・休業損害補償保険
設備の故障等で太陽光設備の運用ができなくなってしまった際、運用できなかった期間の収入を補償してくれるのがこの保険になります。
・出力抑制保険
文字通りですが、電力の需要が間に合わず出力抑制が発生してしまった際に受けることのできる補償となっております。
○保険は加入した方が結果的に収益は上げやすいのか?
こちらに関しましては物件ごとに異なってきますが、保険には加入しておいた方が結果的には収益を上げやすいと考えられます。ですが、だからと言ってなんでもかんでも加入するのは禁物です。
もし、強風による影響を受けそうな地域は「企業総合保険」もしくは「動産保険」、近くに住宅及び施設があった場合は「施設賠償責任保険」、電力の需要と供給が釣り合っていなさそうな地域は「出力抑制保険」と言ったようにそれぞれがそれぞれにあった保険に加入することで、費用分の収益は減ってしまいますが、可能性の高いリスクは避けられますので結果的にはプラスに働くかとは思います。