2020年以降FITの抜本的改革が進み全量買取の範囲が狭くなってきたこともあり、FIT以外での投資方法が注目されてきつつあります。ソーラーシェアリングもその中の1つでもあります。そんなソーラーシェアリングは現状どうなのか?2021年の現状についてご紹介させていただきます。
○2021年ソーラーシェアリングの現状とは??
平成30年時点ではソーラーシェアリングは1992件導入されているようです。ですが、導入の期待値から見るとまだまだ少ないと言われているそうです。理由としては3つあると言われております。
1.許可までの手続きが難しい
ソーラーシェアリングを新たに設置をするとなると、必要書類が20種類ほどあると言われております。その中でも「知見を有する者の意見書」という書類のハードルが高いそうです。この知見を有する者の意見書では、ソーラーシェアリングの設置要件の一つである地域の平均的な単収の8割を確保できることを、データを用いて示すことが要求されます。上記にもありますが、ソーラーシェアリングはそこまで普及しておりませんので、実証事例は少なく、単収の8割の確保を科学的に示すことは難しいのが現状というわけです。
2.許可に対する地域の農業委員会の懸念
ソーラーシェアリングはまだまだ普及していないということもあり、農業委員会もこの許可に対して慎重になっていると言われているそうです。ソーラーシェアリングはFIT制度を用いた売電が可能なため、売電を主目的として設置されることもあるようです。
3.ソーラーシェアリングの作物の偏り
ソーラーシェアリングでは、日陰でも育つ作物が比較的多く選定される傾向にあります。太陽光設備を設置すると遮光率が上がりますので陰であっても育つ作物が選ばれるようになり、栽培作物が偏ってしまいます。
上記のようにソーラーシェアリングは導入事例が少ないということもあり、もろもろの申請が難しくなってしまっているというのが現状です。どのようにすればソーラーシェアリングが普及するのかを考えていくのが今後の課題というわけです。
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