電力業界の中のアグリゲーターの役割とは？？

基礎知識・コラム

みなさまは、FIP制度の導入に伴って注目されている「アグリゲーター企業」についてはご存知でしょうか。まず、アグリゲーター企業について簡単にご紹介いたします。

○アグリゲーター企業とは？？

FIT制度からFIP制度に移行することで、発電事業者は電力の需要と供給のバランスを考えながら電力を供給していかなければなりません。このアグリゲーター企業は発電事業者に変わって需要と供給のバランスを調整する役割を担う組織となっております。

つまり、FIP制度においてこの「アグリゲーター企業」は核となる存在であることは想定できるかと思います。

それでは電力業界においてアグリゲーター企業はどのような役割を担っているのでしょうか。今回は見ていきましょう。

○電力業界の中のアグリゲーター企業の役割

１.ピーク時の電力需要を制限

アグリゲーター企業の役割の１つとして挙げられるのが、「ピーク時の電力需要を制限する」というところにあるかと思います。やはり、一日の中でもっとも電力需要が高まるピークの時間帯がございます。この時間帯にアグリゲーター企業が需要家に呼びかけて電力を抑制することで、維持費や設備投資費用を抑えることができるようになります。

２.再生可能エネルギーの有効活用

アグリゲーター企業は分散する再生エネルギーなどを束ねて、一般送配電事業者・小売電気事業者と直接電力取引を行います。リソースアグリゲーターが工場や家庭と直接契約を結ぶことになりますので再生可能エネルギーを有効的に活用することが可能になります。

以上がアグリゲーター企業の役割になります。

FIP制度をご検討される際はアグリゲーター企業についても前もってお調べになることをお勧めいたします。

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