太陽光発電には様々なメリットやデメリットがあり、このブログでも何度かご紹介してきました。
考えうるリスクに対して対策を講じておくことで、リスクを回避することが出来たりデメリットを少しでも減らすことができます。
今回の記事では太陽光発電所にかけられる保険などについて書いていきます。
■必要に応じて保険に加入
太陽光発電は屋外に超長期的に設置して運転する設備です。
特に日本では年に数回も台風が通過しますし、それでなくても霰や雹、落雷や豪雨や暴風に、盗難やいたずらなどのリスクを抱えています。
自宅の屋根に設置するものなら異常が発生すればすぐに気付くことができますし、目が届くので盗難などは起きにくくなります。
10kW以上の産業用と呼ばれる太陽光発電では、奥まった山間部や遊休地など人の気配が少ない場所に設置されることが多く、何か異常が発生しても気づきにくいリスクがあります。
設備を導入する際にローンを組んでいる場合は、突発的な災害などで発電が停止してしまって早期に発見できなければ、返済に困ることになります。
そのようなリスクに対応するためには、必要に応じて保険に加入するのが有効です。
■メーカー保証の範囲と期間
機器やメーカーによって保証の内容や期間は異なります。
例えばパネルなら出力保証は20年以上、製品保証は10年程度が主流です。
製品保証に関しては有償で10年以上に延長してくれるメーカーもあります。
保証期間内の故障で保証が適用される場合、無料で修理や交換を行ってくれる場合があるので範囲や期間を調べておくのは大事です。
■保険の種類
太陽光発電設備にかけられる保険にはいろんな種類があります。
火災保険や動産保険、売電補償など必要に応じて加入する保険やプランを考えましょう。
不要な保険をかけ続けることは売電収入を減少させ続けることへと繋がります。
リスクに備えることは大事ですが、そのために利益を減らしてしまっては元も子もありません。
設置場所や設備の規模によっても変わってくるので、保険に加入するときは最適なプランを保険会社の方と話し合ってみてください。