遠く離れた場所に設置することが多い土地付き太陽光発電所。
ちゃんと発電しているか、機器は故障していないか、場合によっては市外・県外にある発電所をいちいち現地確認しにいけないことがほとんどだと思います。
前回の記事では遠隔監視装置の大きく分けて2種類について書きましたが、今回は遠隔監視装置の機能などを見ていきます。
■遠隔監視装置の機能
遠隔監視装置には大きく分けて2種類あると書きましたが、基本的な機能は共通してることが多いです。
主な機能として
1.発電量の表示
2.発電量の記録・保存機能
3.アラート通知機能
この3つがあります。
▼発電量の表示
遠隔監視装置では、時間・日・月ごとの発電量を表示することができます。
電流値を測定するタイプでは、センサー1台ごとの発電量を計測して表示し、パワコン等から情報を得るタイプは、パワコン1台ごとやストリング単位での表示が可能です。
計測の単位が細かくなるほど、どこで異常が発生しているか見つけやすくなります。
▼発電量の記録・保存
その名の通り過去の発電量を記録・保存してくれます。
クラウドサービスが提供されるかされないかで保存される期間が変わってきます。
過去の発電量が保存してあると、現在の発電量と比較することが出来たり、発電所を誰かに売却する際の重要な資料にすることができ、シミュレーションよりも信頼性が高いので重宝されます。
また発電がいつ停止したか、いつまで停止していたか、いつ復旧したのか、売電補償などの保険を適用するときに大事な決め手になります。
▼アラート通知機能
アラート機能とは、発電所に異常が発生し、発電を停止した時などにメールで教えてくれる機能です。
電流値を測定するタイプでは、設定した値よりも発電量が低いときに通知が来ます。
パワコン等から情報を得るタイプでは、何かエラーが発生した際に通知してくれます。
この機能があるのとないのではかなり違ってきます。
発電量の損失をなるべく少なく抑えて、多くの売電料が得られるように気を付けましょう。