太陽光発電への投資をするにあたって、リスク回避のために必要なのが保険や保証です。
今回の記事では保険について書いていきます。
■保険への加入の仕方
保険への加入の仕方は大きく分けて2つあります。
1つは発電事業者本人が保険会社へ申請を行い加入を行うというもので、もう1つは保険とセットで太陽光を販売している販売業者や施工業者を探して契約する方法です。
自分で保険会社へ申請する場合
太陽光発電設備が保証の対象となっているかを必ず確認しましょう。
また発電所の規模や保険会社によって掛け金や保証内容が変わってきますので、複数の会社から見積もりを出してもらうのが良いと思います。
販売業者や施工業者と契約を結んだ場合
太陽光発電所そのものとセットになって販売されていて保険にも加入できる場合や、保険会社を仲介してくれることもあります。
または独自の保証を用意している業者もいます。
■保険の内容
太陽光発電所を導入するにはかなりの費用がかかります。
それは発電所の周辺機器が故障したり破損した際のメンテナンス費用も同様です。
保険に加入する際には「電気的・機械的事故」に対する補償があるかどうかを確認しましょう。
電気的・機械的事故とは、主契約の保険の対象である建物に備え付けられた付属機械設備に生じた突発的な電気的・機械的な事故を補償する特約です。
要するに、外来の事故が原因でない発電設備の故障が該当します。
ただし経年劣化による故障は対象外となっています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
地震や台風などの自然災害による故障などと比べるとまだまだ適用される案件は少ないそうですが、稼働して年数を重ねるごとに保険が適用される件数が増加するとみられています。
■売電補償
自然災害などによって設備が故障し、運転を停止している間は一切売電収入を得ることができません。
その損失分を補填するための保険が売電収入補償特約です。
契約時に定めた保険金額を限度に保険金を支払うというもので、どれだけの損失が発生したかどうかは、NEDOが公表しているデータを基に算出します。
多額の費用を支払って手に入れた大事な太陽光発電所。
保険を上手に利用してリスク回避や損失の低減に役立てたいですね。