まず、固定価格買取制度について
この制度は2012年に制定され太陽光の設備で発電したエネルギーも国が固定価格買い取ってくれるという制度になります。売値は一定期間ずっと一緒なので投資として成立するようになりました。
売電期間は?
産業用の太陽光システムのように全量売電の場合、売電期間は20年になります。重複しますが、売値は一定期間変わりませんので年度にくる売電単価の低下に影響が出ることはございません。
それでは売電単価はどのようにして決まるのか?
簡潔に言いますと売電単価は国が決めています。売電単価とは電力会社に電気を売る時の1kWhあたり単価を示しています。太陽光の普及と初期費用の面から検討され売電単価を決めているようです。太陽光投資についてあらかじめ調べている方はご存知かと思いますが年々売電単価は減少傾向にあります。これもおそらく太陽光設備が広まっていること、設備費用が下がってきていることも考えられるかと思います。
売電単価が下がっている=中古太陽光物件はお得なの?
売電単価が下がっているということは、売電単価が高い際に認定が下りている中古太陽光物件の方が得するのではという考えになる方も中にはいらっしゃるかと思います。
結論から申し上げますと、物件の状況次第というところです。
確かに、売電単価が高い物件を購入することで効率よく設備投資代も回収できるという考えになるかとおもうかもしれません。ですが中古太陽光物件の場合、認定をうけてから経過している期間FIT期間は短くなってしまうので、例えば認定うけてから2年経過している物件ですと中古で購入した方は残りの18年で設備投資分を回収しなければなりません。これは、状況次第では得にもなるし反対に損することにもなってしまいます。
ただ、中古太陽光物件のメリットとして実際稼働した実績がございますので新規で太陽光設備を入れるよりは現実的なシュミレーションをすることが可能です。
売電単価が下がっている時期だからこそ太陽光投資を検討されている方は中古太陽光物件も覗かれてはいかがでしょうか?