先日経産省が開催した第67回調達価格等算定委員会にてFITの委員長案が発表されました。そこで、以前から噂はされておりましたがFITからFIPへ移行されていくのではといった動きが見られるように感じました。そこで今回はFIP制度とはなんなのか?FITとの違いはなんなのかについてご紹介させていただきます。
○FIP制度について
まず、FIP制度とは何かについてご紹介いたします。
FIPとは(Feed-In-Premium)の略称のことを言い、premiumには景品や賞金、掛け金など様々な意味がありますが、「割増金」が適した訳となっております。そんなFIP制度は再生可能エネルギーの発電事業者が市場価格で電力を販売する場合に、市場価格に「割増金(プレミアム)」を上乗せする方式のことを言います。
○3つのFIP
FIP制度のプレミアム分は、「固定型」、「固定型(上限・下限あり)」、「変動型」の3つに分かれております。
・固定型
電気の市場価格がいくらかに関わらず常に一定の金額を上乗せする特徴があります。
・固定型(上限・下限あり)
市場価格+プレミアムの金額の合計(和)に上限と下限を定めるという特徴があります。
・変動型
市場価格に応じて上乗せする額を調整し、市場価格+プレミアムの金額を一定に維持するという特徴があります。
○FIPとFITの違いについて
やはりこの2つの違いといえば、賦課金かと思います。FITの買取に使われるお金は、「再エネ発電賦課金」として毎月の電気代に加えて電気を使うすべての利用者から徴収されております。この「再エネ発電賦課金」は年々高くなっており、2019年度の買取費用総額は3.6兆円、再エネ発電賦課金総額は2.4兆円となり国民の負担が増大してきてしまっております。FIP制度のプレミアム額も国民負担により賄われることになるのですが、FIP制度の開始により、入札による競争がさらに進んでコスト低減が促されて、国民負担が抑えることにつながると期待されております。
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