投資をしていく上でおよそどのくらいの収入を得ることができるのか気になりますよね。太陽光投資では太陽光発電機で電力を生成して国にその電力を売ることで収入を得ることが出来ます。その売電の収入を得ていく上で投資を始める前にある程度の収入の見積もりは出しておきたいところだと思います。今回はその計算方法をご紹介させていただきます。
〇売電収入の計算方法
売電収入の計算式としては以下のようになります。
売電収入=売電単価×発電量(kWh)
売電単価は、太陽光発電の事業計画の認定を得た年度の売電価格を当てはめていただければ大丈夫です。
産業用太陽光発電の売電単価の推移は以下の通りです。
2012年度:40円/kWh
2013年度:36円/kWh
2014年度:32円/kWh
2015年度(6月30日まで):29円/kWh
2015年度(7月1日から):27円/kWh
2016年度:24円/kWh
2017年度:21円/kWh
2018年度:18円/kWh
2019年度:14円/kWh
※中古太陽光発電機の場合は売主様が事業計画認定を受けた年度の売電価格になります。
発電量の場合は「NEDO太陽光発電導入ガイドブック」に、以下の公式が示されています。
Ep(年間予想発電量)=H(年平均日射量)×K(損失係数)×P(システム容量)×365(年間の日数)÷1(標準状態の日射強度)
Ep:年間予想発電量(kWh/年)
上記の式で導き出される、太陽光発電システムの年間予想発電量になります。
H:年平均日射量(kWh/m2/日)
設置面に対する1日あたりの年平均日射量になります。これは「NEDO日射量データベース閲覧システム」で調べることが可能です。
K:損失係数
パワーコンディショナやケーブルなどで発生する損失です。「NEDO太陽光発電導入ガイドブック」では73%(0.73)となっていますが、一般的には80%(0.8)を使うことが多いです。
P:システム容量(kW)
太陽光発電システムの容量です。50kWのシステムであれば、「50」を代入します。
365:年間の日数(日)
1年間の日数である365を代入します。
1:標準状態の日射強度(kW/m2)
数値では1となるので、計算式上では省かれることが多いです。
いかがでしょうか。発電量の計算が少し難し以下と思いますがおおよその収入見積もりを出したい方はチャレンジしてみてください。もし、詳しく知りたいという方は業者に見積もり依頼をすることをお勧めいたします。