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基礎知識・コラム

2021/08/12

まだパネルの廃棄できる業者は少ない!!?

基礎知識・コラム

FIT法で太陽光発電所が爆発的に増え始めました。このFITでは買取期間が家庭用は10年、産業用は20年ですので、2030年代にはパネルの廃棄の量が爆発的に増えてきてしまうのではないかと予想されております。この点において最も危険視していきたいのが太陽光パネルの処理方法です。パネルにはそれぞれ含まれている有害物質が異なりますので、それぞれの性質に合わせて適切に処理をしていく必要がございます。

基本的には太陽光パネルの廃棄は産業廃棄物として処理され、その責任は排出責任者にございます。

太陽光発電の廃棄パネルは「ガラス、金属、プラスチック」で構成されておりますので、産業廃棄物として処理する場合は、「廃プラスチック類」「金属くず」「ガラスくず、コンクリートくずおよび陶磁器くず」の3つの素材に分類するために破砕や分別等の事前処理をする必要がございます。また、含まれている有害物質も考慮しなければいけないので、許可だけでなく、事前処理から有害物質の適切処理まで総合的に行っていかなければなりません。

上記のように排出事業者が処理するのも簡単ではないため、収集運搬や処理の許可を持った会社に委託することになります。こういったところを受けJPEAが適正処理(リサイクル)の可能な産業廃棄物中間処理業者名 一覧表」が公表しました。

JPEA:「適正処理(リサイクル)の可能な産業廃棄物中間処理業者名 一覧表

廃棄パネルの処理体制はだんだん整えられつつあります。2030年代までにこういった体制を整え、環境問題にならないようにしていかなければなりません。廃棄の際はそういったところも意識していくべきでしょう。

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