再生可能エネルギーをうまく活用するためのシステムとして日本では今VPPの普及を推進しております。まず、そのVPPとはなんなのかご紹介いたします。
VPP(バーチャルパワープラント:仮想発電所)とは地域に分散している分散型エネルギーソース(DER)をICTを活用してあたかもひとつの発電所であるかのように統合・制御し、電力の需給バランス調整を行う仕組みとなっております。
日本ではこのVPPを導入した事例が多くございます。そこで今回はVPPの導入事例についてご紹介いたします。
三菱自動車工業は、令和2年度の経済産業省の補助金制度を活用し、EV/PHEVをリソースとしたVPPの実証事業を開始しました。再生可能エネルギーの導入と電力系統安定化の両立を目的とし、2021年度以降の事業化を目指しているようです。
出典:MITSUBISHI MOTORS「電気自動車をバーチャルパワープラントのリソースとして活用するV2Gビジネス実証事業の試験運転開始について」
竹中工務店は、I.SEMと名付けた独自のエネルギーマネジメントシステムを用いるVPPを開発し、実証を行っています。これまでの蓄電池や発電機、電気自動車などに水素エネルギーを新たなリソースとして加えているとのこと。
出典:TAKENAKA「水素エネルギーを活用する新しいVPP制御システムを開発・実証」
横浜市は2016年から、地域防災拠点に指定されている公共施設に蓄電池を設置しVPP構築事業を開始しており、横浜型VPPとの名称をつけ、平常時はVPPとしてシステムを運用し、災害時などは防災用電力として電力を活用しています。
出典:横浜市「バーチャルパワープラント(VPP:仮想発電所)構築事業」
以上のように日本ではVPP事業の導入事例がございます。今後VPP事業がどのように普及していくのか注目していきたいところですね!
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