九州電力から発電事業者宛に「出力制御運用方法の変更(一律制御への移行)に関するお知らせ」と言う手紙が来ております。変更の内容としては以下の通りです。
対象:九州電力管内の「指定ルール事業者」
制御方法:従来「交替制御」→ 今後「⼀律制御」に変更
変更時期:2021年4月1日
ここで、出力抑制に関する基礎知識について軽くご紹介します。
・まず、九州電力管内の太陽光発電の出力抑制のルールには「指定ルール」と「旧ルール」の2つに分かれます。
旧ルール:2015年1月25日までに連系承諾を受けた事業者。出⼒制御回数の上限は30日
指定ルール:2015年1月26日以降に連系承諾を受けた事業者。無制限の出力制御を受け入れることを条件に接続しております。また出力制御ユニットやインターネット回線を発電事業者負担で導入をしており、遠隔出力制御を行う「オンライン制御」が求められております。
つまり、今回の対象は九州電力管内の「指定ルール」の事業者に該当するわけです。
・次に「交替制御」と「一律制御」についてご紹介します。
2020年度までは「指定ルール」「旧ルール」のいずれも「交替制御」で出力制御が実施されています。交替制御と一律制御について簡単に説明すると以下の通りです。
交替制御:1年の制御回数が同じになるように順番に実施し、全量制御して系統に出ないようにする。
一律制御:全対象設備を一斉に制御。定額容量の%を指定して系統へ出る量を減少させる。
この切り替えられる理由として、2021年度の出力制御量をシミュレーションした結果、旧ルール事業者の年間出⼒制御日数が30日を超過する見込みとなったので、指定ルールが一律制御へ切り替えられることとなったようです。
つまり、簡単にまとめると抑制回数が以前と比較すると増えてしまいます。ですが、九州電力の試算によると制御率は一昨年と一緒くらいと予測しておりますので、急激に減る心配は今のところなさそうです。
ただ、気は抜けませんので、今後の動きには注意しておきましょう。
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