太陽光発電ではパネルが太陽光を浴びることで電気を発電し、それを売電することで売電収入を得ることができます。
世界中に多数のパネルメーカーが存在しており、見た目には違いが分かりにくいかもしれませんが、いくつかの種類があります。
今回の記事ではパネルの種類について調べてみました。
■パネルの成り立ち
太陽電池モジュールという言葉を聞いたことはありませんか?
これも太陽光パネルを指す言葉で、ほとんど同義だと思っていただいて差し支えありません。
この記事では混在を避けるため、パネルで統一したいと思います。
太陽光パネルは、セルと呼ばれる太陽電池素子で構成されています。
セルを必要な枚数配列して、樹脂や強化ガラスなどで挟み込んで保護したものがパネルになります。
パネルを複数枚並べて接続したもの(パネルの集まり)をアレイと呼びます。
セルを並べて作ったパネルを、複数枚直列または並列に接続しアレイを組むことで太陽光発電システムが出来上がるのですね。
■太陽光パネルの種類
太陽光パネルは各社の製品によって様々な違いがあり、主に半導体の違いで大きく3種類に分けられます。
シリコン系
その名の通りシリコンを半導体に使用した太陽電池で、太陽光パネルの中で最も古くからあり、現在でも主流のタイプになっています。
化合物系
銅やインジウム、ガリウム、セレンなどの化合物を半導体に使用した物太陽電池です。
シリコン系より製造コストが低く、量産に向いています。
有機物系
シリコンなどの無機物ではなく、有機物を用いる太陽電池です。
これまでにない新たな発想で将来的に期待されていますが、実用化は少し先になりそうです。
■1番性能が良いものは?
世界中のいろいろなメーカーからいろいろなパネルがラインナップされていますが、現段階で発電量に極端な差の開きはあまりないといえます。
原材料の違いによる特徴の違いを考慮し、価格や製品保証など自分が何を求めるかを考えて検討しましょう。
次回はもう少し細かくパネルの種類について調べてみます。