太陽光発電への投資を行うにあたって、収支のバランスは非常に重要な項目です。
業者によってシミュレーションの数値がばらばらなこともよくあります。
なるべく正確な情報を掴み取れるよう、自分自身でもポイントを押さえておきましょう。
■シミュレーションはどうやって出す?
シミュレーションを行う際に、様々な数値が必要になります。
ここが適当だと数値も不正確なものが算出されます。
■1.日射量
太陽光発電というだけあって、発電量は日射量によって左右されます。
全国各地の日射量はNEDOのホームページ上で確認できます。
※本当に細かく正確な数値を出すには現地に行って計測するほかありません。
NEDOの日射量データベースはあくまでも目安であり、周囲の障害物によって影がかかったり、土地の形状などでも日射量は変わってきます。
■2.借り入れの返済
土地付き太陽光発電設備は規模によって違いますが、数千万円くらいします。
これを現金一括で購入する人はなかなかいないので、頭金を支払い、その残りを借り入れて支払うケースが多いです。
借り入れを行う金融機関や時期によって金利が変わってきます。
金利が変わってくるということは利息が変わってくることであり、支払総額に響いてきます。
シミュレーションで限りなく正確な数値を導き出しても、20年間その通りに稼働することはほとんどないでしょう。
地震や台風、積雪や落雷など予期せぬ自然災害が起きて発電が停止することも考えられます。
遠隔監視システムを構築すれば1時間や1日単位で発電量をチェックすることができ、いち早く異常に気付いて損失を最小限に抑えることができます。
シミュレーションはあくまでも投資をするかしないかの判断材料の1つであり、その通りの結果が必ず得られるとは限りません。
業者の出してきた見積もりでも、分からない点は分からないままにせず必ず聞くようにしましょう。