前回の記事では土地付き太陽光発電の特徴について書きました。
今回は土地付き太陽光発電への投資にはどのようなメリット・デメリットがあるのか書いていきます。
■メリット
・自分の土地を持っていなくてもいい
土地付き太陽光発電には、太陽光発電設備や設備が設置されている土地、さらには保険やメンテナンスなど必要なものをまとめてパッケージしてあるものがあります。
そのため自分で土地を持っていない人でも、気に入った物件を探して投資することができます。
・利回りの高さ
土地付き太陽光発電の利回りは概ね10%前後です。
年々売電価格とともに導入するための初期費用も低下してきているため、利回りに大きな影響はありません。
土地付き太陽光発電では購入後に稼働を始めるだけで売電収入が見込めるので、不動産投資でいうところの空き室リスクがない点はメリットといえます。
・生産性向上設備投資促進税制が使える
これは経済産業省が新設した税制措置のことで、50%の特別償却か最大4%の税額控除が可能です。
ただし50%の特別償却は平成29年3月31日で終了するため、早めに申請しなければいけません。
申請し忘れないように注意して、しっかりと節税しましょう。
■デメリット
・天気によって売電収入がまちまち
曇りや雨の日は太陽光が少ないため発電量は低くなりますが、雨が降っていても発電量が全くのゼロになることはないので、年間を通しての収入がシミュレーションを大きく外れることはあまりないといえます。
・災害や盗難にも注意
地震、台風、大雪などの自然災害が起きたり、設備の周辺機器が換金目的で盗難被害に合う可能性があります。
災害保険や盗難保険に加入することで対策を講じましょう。
・制度終了後の展望が不明瞭
固定価格買取制度は20年間で終了します。
万が一21年目以降全く売電できなくなると、それは大きなデメリットです。
しかし2016年4月より電力自由化が始まったことにより、電力会社へ売電できなくても買い取ってくれる会社はあるかもしれません。
土地付き太陽光発電は土地を所有していなくても投資を始められることが魅力ですね。
お気に入りの土地付き太陽光発電を粘り強く探してみましょう。