野立て太陽光の場合は太陽光設備だけでなく土地にも固定資産税が発生するので資金繰りの際は注意しておきたいところの1つになります。太陽光設備の固定資産税算出方法については前回ご紹介させていただいておりますのでこちらも合わせてご覧ください。
記事:野立て太陽光発電設備の固定資産税の計算方法は?
今回はそんな野立て太陽光発電における土地の固定資産税はどのようにして算出するのかについてご紹介させていただきます。
○太陽光発電における土地の固定資産税の算出方法
土地は太陽光設備と違って、経年で価値が減ることはございません。ですので課税評価基準に固定資産税率の1.4%をかけて計算をします。この課税評価基準は土地の購入価格ではなく地方自治体によって定められているものになります。
・土地の課税評価基準が1000万円であった場合を例に計算してみましょう。
計算の式としては
1000万円×1.4%=14万円
つまり14万円が1年間の固定資産税額となります。
次に、前回ご紹介した太陽光発電設備の固定資産税と合わせて考えてみましょう。
例:太陽光設備を500万円、土地を1000万円で購入した場合
太陽光設備
1年目
評価額は500万円 × (1-0.064)=468万円
固定資産税は468万円 × 1.4%=6万5,520円
2年目
評価額は468万円×(1-0.127)=408万5,640円
固定資産税は408万5,640円×1.4%=5万7,198円
土地
1,000万円×1.4%=14万円
合計すると1年目が20万5520円、2年目が19万7,198円となり太陽光設備は減価償却になりますので年々この固定資産税の額は減っていきます。
このように固定資産税の計算はご自身でも可能ですので、投資を行う際は参考にしてみてください。
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