夏に入ると太陽光発電において注意しておきたいのが台風でのリスク。台風によってパネルが吹き飛ばされるリスクや、パネルに石などが飛びパネルが割れてしまうというリスクなどいろんなトラブルが起きてしまう可能性が考えられます。
その中でも、最近特に問題視されているのが感電のリスクです。今回はそちらについてご紹介させていただきます。
〇なぜ、感電のリスクが考えられるのか?
周知のことかと思いますが台風は積乱雲が集まったものですので、台風が発生した際、かなり強い雨が降ることが多いです。雨によって水没してしまったパネルは感電のリスクが極めて高くなります。太陽光パネルが感電しないような設計が出来ればこのような問題は出てこないのですが、太陽光パネルの場合、日が当たるとどうしても発電してしまうのです。もし、このような水害にあってしまった発電所は直ちに専門家に安全対策をする必要があります。
〇このようなトラブルを回避するには?
感電による完全なリスク回避は難しいのですがリスクを低減させることは可能です。例えば、マイクロインバーターの取り付けがあります。マイクロインバーターとは出力の最適化のためのDC-AC変換までを各パネルで実行する機器のことを言います。
なぜ、マイクロインバーターの取り付けがトラブル回避になるのか?
マイクロインバーターの取り付けをする場合、各パネルにマイクロインバーターを取り付けておりますのでAC側を遮断するとマイクロインバーターからの出力も止まります。また、ACの方がDCに比べ危険度も低いのでもしもの事があった場合、リスク低減につながります。
自分が所持している発電所でこういったトラブルが起きてしまうと事業者の責任になってしまう可能性も考えられますので、トラブルを未然に防ぐためにも投資を行う際はそういった最悪のリスクを想定して予算に入れておくことも大事になってくるかと思います。
事前に万が一のリスクに備え、効率のいい投資をしていきましょう!!