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基礎知識・コラム

2019/09/02

最近注目が集まっている「PPAモデル」とは何なのか!?

基礎知識

いままでの太陽光投資において注目の1つでもあったFITなのですが今年の6月に経済産業省FITの終了を検討しているという報道がでました。このFIT制度が終了してしまうといままでの固定価格買取制度で新規事業を行うことはできなくなってしまうので、そうなると「太陽光の収益の安定さ」を取ることは難しいかもしれません。そんな今、注目されているのが「PPAモデル」になります。今回はそのPPAモデルになぜ注目が集まっているのか記事にさせていただきます。

 

PPAとPPAモデル

 

PPAとは、Power Purchase Agreementの略になります。前もってお伝えさせていただきますが、本来のPPAと日本で「PPAモデル」と称されているものでは、意味合いが異なります。先にこのPPAについて解説させていただきます。PPAは売電事業者と、需要者が直接、電気の売買契約を結ぶこといいます。需要者は特定の太陽光発電設備から再生可能エネルギーの指名買いをすることが可能になり「私の会社は太陽光エネルギーを100%利用しております。」と称することが出来ます。ですが現在の日本では、電力の供給におけるインフラ整備や法整備などの問題で実現が難しいと言われております。そこで、でてきたのが「PPAモデル」と呼ばれる「太陽光の無償設置」というビジネスモデルになります。

 

ここからこのPPAモデルを利用して電力を得る企業を例としてざっとではございますが、解説させていただきます(※実例ではありません)。電力を得る企業と設備所有者が契約しこの電力を得る企業の屋根にソーラーパネルを設備所有者の負担で設置し、そこで発電した電力を電力を得る企業が消費していきます。そのソーラーパネルや制御装置の購入、設置工事の出資、等の出資は設置事業者が行いますので電力を得る企業は出資をすることはありません。電力を得る企業は電気代もしくは設備使用料を設備所有者に支払うことになるのですが、その料金も電力会社と比較すると安価に設定されております。そして、この投資回収が終了した際、設備は電力を得る企業に譲渡されます。

 

これがPPAモデルの概要になります。