2012年に日本で固定価格買取制度が出来て以降、太陽光設備が爆発的に増えました。エネルギー自給率が低い日本ですので、こういった再生可能エネルギーを生み出す設備が増えていったほうが自給率もあがるので好都合というわけです。ですが、2040年に太陽光パネルの不法投棄がかなり増えてしまうのではないかと考えられております。
実際に太陽光パネルの不法投棄が増えるとどうなるのかご紹介させていただきます。
・土地の所有者に迷惑がかかる
不法投棄事案が発生してしまうとその土地の所有者もしくは管理者が不法投棄されたごみを処分する必要が出てきてしまいます。そうなるとその土地の所有者・管理者に迷惑がかかるのでやめましょう。
・生態系の破壊につながる可能性も
近年問題視されているマイクロプラスチック問題からもわかる通りゴミの不法投棄を行うことで生態系の破壊につながる恐れがあります。また、我々が普段食するお肉やお魚の中に太陽光パネルの破片のようなものが入っているとそれだけでも嫌ですよね。
他にも数々、不法投棄による問題はあります。そもそも不法投棄は犯罪になります。個人の場合は5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金またはその両方の罰。法人の場合 3億円以下の罰金刑になってしまいます。(未遂も含む)我々はこの不法投棄に関しては重く考えておかなければなりません。
では、こういった問題を発生させない為にも太陽光パネルを廃棄させるときどのようにしておくべきなのでしょうか。
太陽光パネルは産業廃棄物の扱いになります。ですが、だからといって安易に産廃業者にもっていく事はダメです。パネルの種類によっては、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれておりますのでしっかりそのパネルの性質にあった処分を行わなければなりません。現在では、あまり処分をする事業者が少ないので処分方法が明記されていないところが多いですが、今後情報はどんどん出てくるかと考えられます。もし処分を行う場合は、使用したパネルの性質を調べ適した処分を心がけるようにしましょう。