連日にわたって太陽光パネルの廃棄問題についての記事を書かせていただいております。固定価格買取制度ができその買取期間である20年間が終了したのち設備の廃棄を検討する事業者が増えると想定されており、その際の廃棄方法を間違えてしまうと大きな環境問題に発展してしまうという問題がいまネットなどで言われている2040年問題です。特に太陽光パネルにはそういった問題になりそうなものが含まれております。昨日記事にさせていただいたカドミウムなんかもそれらの1つと言われております。
記事:太陽光パネルに含む有害物質の危険性(カドミウム)
今回はそのカドミウム以外の危険な物質である鉛の危険性についてご紹介させていただきます。
○鉛が与える悪影響とは!?
鉛が人体与える影響として「鉛中毒」があるかと思います。症状としては軽いものでは疲労感や睡眠不足、ひどいものだと脳の損傷による死亡のパターンもあるそうです。この鉛の恐いところは体内に吸収されると9割以上が脳に沈着しそのうちの半分が体外に出るのは5年はかかると言われております。
○太陽光パネルに鉛を使用することによるメリット
鉛を使用することによるメリットはカドミウム同様、価格の問題が大きいかと思います。太陽光設備の導入となるとどうしても費用が高くなってしまいますのでこういった鉛のような安価なものを使用することで導入費用も安くで抑えることが可能になっております。
○不法投棄等が起きるとこの問題が深刻に!?
太陽光パネルがもし不法投棄されてしまうと、酸性雨によって河川そして海にも鉛が流れてしまいます。そうなると、そこに住んでいる魚が汚染され生態系を汚染していきます。最終的には我々が普段するのが汚染された食物、飲料水となり上記にあげた鉛中毒のような症状を引き起こしてしまうリスクがあります。
太陽光パネルの廃棄を今後予定されている方はもちろんのこと、これから太陽光投資を検討されている方もこういった環境問題を引き起こさないよう処理の際はしっかりとした正しい処理を行いましょう。