SDGsの目標において再生可能エネルギーは重要な立ち位置を占めております。というのも地球では気候変動による影響が出てしまっていると言われており、この要因となっているのが二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスであると言われているからです。そういった観点から見ると二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーはSDGs目標達成においても重要であるといえます。
そんな再生可能エネルギーの中でも多くの国で導入されているのが、太陽光発電システムです。そこで今回は世界の太陽光発電システム導入事情についてご紹介いたします。
再生可能エネルギーの導入に積極的な国として有名なのが、ドイツです。ドイツでは、太陽光発電も多く利用されています。原子力発電の代替手段として再生可能エネルギーを導入したことによって普及が進み、2020年段階では全発電量の9%を占めるまでになったそうです。
アメリカは2019年の累積導入量・年間導入量が世界第2位の国です。アメリカの中でもカリフォルニア州では再生可能エネルギー・ポートフォリオ基準を改正し、再生可能エネルギーが全発電量に占める割合を2030年までに60%、2045年までに100%にすることを目標としています。
急速に再生可能エネルギーの普及率を伸ばしているのが、中国です。中国は累積導入量・年間導入量ともに世界第1位の国として知られております。中国では長年大気汚染による問題を抱えており、この解決策として再生可能エネルギーの導入を進めているのだそうです。
日本でもFIT制度が導入されたことにより、急速に再生可能エネルギーの普及率が上がり、2019年時点で、日本の太陽光発電は累積導入量で世界第3位、年間導入量で世界第4位となっております。今後もカーボンニュートラルやSDGsの影響もあり普及してくると想定することが可能です。
冒頭にもご紹介した通りSDGsの目標達成に向けて私たちは環境に対して意識を向けていく必要があります。そのためにも何ができるのか常に考えていくことが重要になってくるでしょう。