みなさまはSDGsウォッシュという用語についてご存知でしょうか?
SDGsウォッシュとは、実態が伴っていないのにSDGsに取り組んでいるように見せかけている状態のことを指します。
このSDGsウォッシュを行うことで当然、該当者は批判されてしまいます。では、なぜSDGsウォッシュが発生してしまうのでしょうか。
この理由として主に3つ考えられております。
一番多いのがこの自社の事業とSDGsを結びつけることができていないケースです。自然環境や社会に配慮した資源や原材料を使用するとコストがどうしても上がってしまいます。ですので、目の前のコスト負担を減らすために事業と深い関係にあるところには手をつけず事業とは関係のない社会貢献活動などを進めようとしてしまうことがございます。SDGsの取り組みをしていく上で重要なのは、事業の特性を活かしてどのようなSDGs戦略を立てるかというところです。ですので、自社独自のSDGs戦略を立てる必要がございます。
サプライチェーンの管理ができていない場合もSDGsウォッシュの批判の対象となってしまいます。自社内では環境配慮や労働条件の改善などといったSDGsの理念に合う取り組みを進めていても、サプライチェーンが長く複雑になればなるほど、その上流から下流までをすべて正確に把握するのは難しくなるのが理由です。ですので、事業にかかわるすべての部分でSDGsの理念に合うように企業活動を行う必要がございます。
社内でSDGsの理解が追い付いていないと取り組みが計画をその通りに進めることができませんので、SDGsウォッシュとなってしまいます。ですので、社内でのコミュニケーションをしっかりとり、価値観の押し付けではなく、自社でSDGsという現代の価値観にどう対応していくのか、社内で理解形成に努める必要がございます。
以上の理由により、SDGsウォッシュが発生してしまうと言われております。SDGsの活動をしていく上で事業の形成、社内の理解などしっかりしていく必要があるというわけですね!